2014年4月10日木曜日

国府祭1

4月に入り、国府祭まで1ヶ月を切りました。
国府祭とは毎年5月5日に六所神社、神揃山、逢親場(馬場公園)にて斎行されるお祭りで、神奈川県無形民俗文化財に指定されております。

平安の御代、都から各国々に派遣された国司は任国に着くとその国の平和や五穀豊穣を祈り国中の主な神々に祈願をしました。

国々の中心は国府と呼ばれ、国司を始め役人が常駐し行政の中心として繁栄しました、国司は国府近くに総社を設けて国の主な神々の御分霊をお祀りし、日々の祈願所といたしました。
これが総社の起源となりました。

相模国の神々は年に一度、国府に一同に集まり、御分霊を相模国の総社六所神社に納める事となりました。それと共に、国司と神々が相模の平和と五穀豊穣を祈願し、相模国中の豪族を交えての盛大な祭典が斎行されるようになりました、これが相模国府祭の起源でございます。

現在でも相模国一之宮寒川神社、二之宮川勾神社、三之宮比々多神社、四之宮前鳥神社、一国一社の八幡宮平塚八幡宮、そして当社総社六所神社の六社で合同祭典を行っております。

そのお祭りの準備も始まり、先月の下旬に神揃山の清掃活動を神社役員の方々と執り行いましたので、その様子を載せたいと思います。